写真:GAHAG

今回は手首の小指側の痛み。

TFCC(三角繊維軟骨複合体)の損傷についてです。

このTFCC損傷はあまり聞きなれないものですが

「中々痛みが引かない」
「治ったと思ったら、また同じ場所が痛くなった」

というように痛みがすっきり取れないことも多いケガです。

そんなTFCC損傷とはどんなケガなのか?

それを簡単に書いていこうと思います。

TFCC損傷とは

TFCC(三角繊維軟骨複合体)とは手首に有る軟骨や靭帯が複合したものです。

ちなみにTFCCが有る場所を絵で見てみるとこの辺り。

この青○で囲んである部分にTFCCが有ります。

もう少し詳しく絵を見てみましょう。

この絵は手の断面図で、青○で囲んである白い筋のようなモノがTFCCです。

このTFCCは手首の小指側への衝撃を吸収したり、手首の運動が円滑に行われるようにする役割を担っています。

そしてそんなTFCCが損傷してしまうのが「TFCC損傷」です。

症状

TFCCが損傷した時は手首に負担がかかったり、手首を動かした時に痛みが出ます。

痛みが出る場所はTFCCがある場所ですね。

一応絵で見てみるとこのあたり。

青○のTFCCがある場所に痛みが出ます。

スポーツ中では

・ラケットを振る時

さらに日常生活では

・物を持つ
・フライパンなどを持つ
・ドアノブを捻る

といった動作時に痛みが出ることが多く、そういった症状が出ている場合はTFCC損傷である可能性が高いです。

原因

そんなTFCC損傷はスポーツ活動中でも、日常生活でも起こり得ます。

スポーツ中に多いのがテニスなどのラケットスポーツで

・手首を小指側に傾けたフォアハンドストロークでトップスピンを掛けた

という時に起きやすいです。

そして日常生活では

・手を床に付いた
・重いものを持った
・フライパンなどを持った

という時に起きることが多いです。

治療方法

治療方法としては手首を動かさないように固定する方法が一般的です。

固定をすることでTFCCへの負担が掛からないようにし、治癒の促進と悪化を防ぎます。

ただし最近の医学では、可能な範囲で動かすことで治癒が早くなることが分かってきています。

ですから患部の状態をマメに確認しながら、手首を可能な範囲で適切に動かすことで治療期間を短くすることができます。

そのようなことから考えると、早期改善のためにはリハビリも大事だということになります。

予防について

TFCC損傷の原因となる動作には、「TFCCへの負担が小さくなる動かし方」というものがあります。

例えばテニスの一流プレイヤーは練習量の激しさから考えると非常にTFCCを損傷する可能性が低いです。

これは「TFCCに負担がかかりにくいラケットの振り方をしている」ということも一つの要因だからだと思われます。

そしてそれは日常生活の動作でも一緒です。

つまり「TFCCに負担の掛かりにくい荷物の持ち方」や「TFCCに負担の掛かりにくいフライパンの持ち方」といったモノもあるということです。

ですからTFCCの損傷を予防する方法としては

・TFCCへの負担が少ない動作(フォーム)を身に付ける

という方法が良いでしょう。

ですがそんな負担の少ない動作を身に着けるためにはある程度のトレーニングや、患者さん自身が注意点を意識することが大事となります。

ですから患者さんにとっては少し大変かもしれません。

しかし予防もできますし、競技者に関してはパフォーマンスの向上につながることもあるので、負担の少ない動作を身に着けることが理想的だと考えています。

まとめ

こんなTFCC損傷はしっかりとした処置をすることで治る怪我です。

ただ他のケガ同様、焦りは禁物です。

焦らずしっかり治していくことをお勧めします。

ということで。

それでは皆さんまた次回♪

 

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