災害時の応急処置。

この写真は9月24日の日曜日に鎌ヶ谷市の防災訓練に参加した時のものです。

鎌ヶ谷市の防災訓練とは、「災害時にどのようなことをすれば良いのか?」ということを市民の方に知って頂くため医療従事者などが講習をするイベントです。

そんなイベントに千葉県柔道整復師会船橋・鎌ヶ谷支部の一員として参加してきました。

そして今回講習したのは災害時に日用品でできる応急処置。

災害時にケガをしてしまった時に処置をしようと思っても、包帯や医療用の固定材料はありません。

そんな時に日用品で応急処置をする方法を市民の皆さんに伝えてきました。

で、そんな応急処置の方法を今回のブログでも紹介していこうと思います。

日用品を使った応急処置の方法

今回は下腿(足首から膝までの部分)と前腕(肘から手首のあたりまで)を固定します。

使う道具は新聞紙、ネクタイ、風呂敷、タオル。

これらの道具を使い、できる限りの応急処置をしていきます(応急処置についてはこちら>>)。

下腿の固定

まずは下腿の固定からです。

下腿でも足首に近い方を負傷した場合を想定します。

まず固定をする準備をします。

使う道具は先述した通り、新聞、ネクタイ、タオル、風呂敷といった物を使います。

まずは新聞紙を折ります。

新聞紙の大きさは個人差がありますが、今回は四つに折ってみました。

ちなみに新聞紙は最低でも10部はあった方が良いでしょう。

そして風呂敷を折っていきます。

折り方にこだわりはありませんが、前腕を固定する時はあまり幅が有りすぎるとやりにくいかも知れません。

ですから個人的にはこんな感じの太さが良いと思っています。

そして準備が整ったので実際に固定をしていきます。

まずは下腿にタオルを巻き、新聞紙をセットます。

タオルを巻くことで患部の圧迫を良くしたり、固定を安定させることができます。

新聞紙は固定をするためのものです。

タオル、新聞紙共に足首まで覆います。

そして新聞紙がずれない様に、風呂敷とネクタイで巻いていきます。

これで下腿の固定はでき上がりです。

前腕の固定

次に前腕の固定です。

前腕でも手首の近くを痛めた場合を想定します。

使う道具は一緒です。

新聞紙も四つに折った物を使います。

前腕にもタオルを当てていきます。

タオルは手首まで当てていきます。

タオルを巻く理由は下腿の時と同じで、固定の安定と圧迫です。

そして新聞紙を当てます。

新聞紙も手首を覆うようにします。

新聞紙は他の人に支えてもらうとやりやすいです。

そして風呂敷やネクタイで巻いていきます。

そして風呂敷を三角巾の代わりにし、腕を吊っていきます。

腕を吊る時は前腕がおへその周辺になると楽なことが多いです(多少個人差があります)。

これで前腕の固定もでき上がりです。

まとめ

こんな感じで日用品を使うことで簡単な固定をすることができます。

もちろん応急処置なので、最終的には病院で適切な処置をすることが必要ですが、覚えておいて損はないと思います。

ですからもしもの時のために一度練習してみるのも良いかもしれませんね♪

ということで。

それでは皆さんまた次回♪

 

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この記事を書いた人

塚越 弘憲
塚越 弘憲塚越接骨院 院長
施術歴10年

整形外科や接骨院で研修を重ねる中で姿勢の重要さに気付く。
それ以来、解剖学・生理学だけでなく、力学・生物学・進化学といった分野の科学的根拠にも基づいて姿勢改善と言うものを考え続ける。
今ではそれらの知識を活かし『本当の良い姿勢』についてお伝えしながら皆様の姿勢改善と健康をサポートしております。

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