写真:GATAG

現在の社会ではパソコンやスマートフォンが欠かせないものになっています。

その結果、以前よりも肩こりに悩まされている方は、とても多いのではないでしょうか?

そんな肩こりとは何なのか?

どんなことが原因で、どんな治療が有るのか?

今回はそんな肩こりの詳細について書いていこうと思います。

肩こりの原因

肩こりの原因は様々で、その中でも代表的なものが以下の様なものです。

1.疲れ

スマートフォンやパソコンを長時間続けている時は姿勢が悪くなり、首の骨が正常な角度から曲がってしまいます。

そのように首の骨が曲がった状態になると、首の骨周辺の血管の流れが悪くなったり、首の骨を支える為に無駄に筋肉を使わなければなりません。

その結果、肩や首の筋肉や関節に疲れがたまり肩こりになることが多いです。

しかし、このパターンの肩こりは疲れが取れれば治まることが多いです。

ですから、疲れが取れた翌日には肩こりを感じなくなっていることが多いです。

2.肩や首周辺の筋肉や靭帯を痛めている

肩や首周辺の筋肉・靭帯を痛めている時でも肩こりの症状が出ることがあります。

靭帯などを痛めると、炎症が起きるのですが、この炎症時に出る物質の中に、プロスタグランジンなどの痛みを誘発する物質も含まれています。

これらの物質の影響で『肩こり』という痛みを起こすことが有ります。

ちなみに肩こりを引き起こすケガや痛みの具体的な例としては以下の様なものがあります。

  • むち打ちや寝違え
  • 首、肩周辺の筋損傷
  • 五十肩

また、ストレートネックや首の歪みが有ると、首や肩周辺の組織に損傷が起きやすいということも有るため、ムチウチなどが慢性化した場合は、姿勢や歪みなどが根本的な原因として潜んでいる可能性も有ります。

3.ストレス

ストレスによって肩こりが出る場合もあります。

人がストレスを感じる時はホルモンの影響で血管が収縮したり、筋肉が必要以上に緊張してしまいます。

そのような体の反応から肩や首の血流が悪くなり、肩こりの症状が出てしまうことが有ります。

また、ストレスを感じる時に出るホルモンは痛みの神経を過敏にしてしまう効果も有るため、その様な理由から肩こりを感じてしまうことも多いです。

現在の世の中はストレスの多い社会ですので、ストレスが原因で肩こりになってしまっている方も多いかもしれませんね。

4.首の形

首の形に原因があり、肩こりが出ることもあります。

具体的な例としては「ストレートネック」や、いわゆる「歪み(ゆがみ)」などと言われるものです。

脊柱や関節の構造が曲がると、血管の開通が悪くなったり、曲がっている頸椎を支える為に筋肉が必要以上に緊張してしまいます。

そのような事が起きると頸椎から肩の周囲の血流が悪くなり、肩こりの原因になってしまうことが有ります。

スマフォやパソコンを長時間続けていると、首の変形や歪みが生じやすい為、首の形に問題が有り肩こりを感じている方も、現代社会には多いかもしれませんね。

ちなみに、首の形に問題が有る場合は、肩こりが慢性化していることが多いです。

ですから、肩こりが慢性化している場合は、首の形に問題が有ることを疑った方が良いかもしれません。

5.内科的な病気が原因の場合

内科的な病気が原因で肩こりの症状が出ることがあります。

具体的な例としては、心筋梗塞の前駆症状(前ぶれ)として肩こりが出る場合などです。

ですから、「肩こりが内科的な疾患が原因なのかどうか?」は一番注意しなければならないことです。

ちなみに内科的な病気から肩こりが出ている時は、不定期に痛みが強くなったりすることが多いので、その様な時は内科的な疾患を疑うべきだと考えています。

肩こりの治療方法

ここまで肩こりの原因について書いてきましたが、そんな肩こりの治療方法は様々です。

ですから、『どのような治療が有り、どんな効果があるのか?』をまとめてみました。

※これから書く肩こりに対する治療は、内科的な病気以外の原因に対するものです。

電気治療

肩に電気を当てることで肩こりを和らげる方法です。

電気を当てることで、患部の血流が良くなる事と、身体に刺激を与えることで一時的に痛みを感じにくくさせる効果があります。

さらに、精神的にリラックスさせることで、ストレスを解消する効果も有ります。

ストレスを解消することで、血流の促進と、痛みを感じ易くさせてしまうホルモンが出ずらくなるといった効果が期待できます。

しかし電気を強く当てすぎると、ストレス解消と血流の促進に関しては逆効果になる可能性が有るので注意が必要です。

またストレートネックや歪みが原因の場合、電気治療で首の形を変えることはできませんので、一時的に肩こりを感じにくくなりますが、再び痛くなることが多いです。

マッサージ

マッサージで肩こりを緩和する方法です。

マッサージをすることで身体はリラックスすることができ、ストレスの解消・血流の促進といった効果が期待できます。

またマッサージをすることで患部の痛みを感じにくくさせることできるので、その様な効果からも肩こりを和らげることができます。

ただし、電気治療と同様に強くマッサージをしすぎるとリラックス効果が薄れてしまうため、血流とストレスに対しては逆効果になる可能性が有ります。

ですからマッサージの強さには気を付けて頂きたいですね。

また、首の歪みを治す効果などは無いため、慢性的な肩こりに対しては、一時的に痛みを和らげる対症療法としての意味合いが強くなります。

鍼灸治療

鍼やお灸をすることで肩こりを緩和する方法です。

鍼やお灸も身体をリラックスさせることで、ストレスの解消・血流の促進と言った効果が期待できます。

さらに、鍼を打った場所は局所的にアデニンという物質が増え、そのアデニンの影響で痛みを感じにくくさせるという効果も有ります。

ですが、こちらも電気治療やマッサージ治療と同様で、強すぎる刺激は逆効果になってしまうことが有るので、鍼やお灸の刺激の強さには十分気を付けて頂きたいですね。

また、首の歪みを治す効果などは無いため、慢性的な肩こりに対しては、一時的に痛みを和らげる対症療法としての意味合いが強くなります。

痛み止めの薬・湿布薬

痛み止めの薬を飲むことで痛みを緩和する方法です。

即効性がありますが、胃に負担が掛かるなどのリスクがあります。

やはり、首の歪みなどを取る効果はないので、慢性的な肩こりに対しては、一時的に痛みを和らげる対症療法としての意味合いが強くなります。

姿勢を改善する

姿勢を改善することで肩こりを和らげます。

姿勢を良くすると肩の筋肉が適材適所で上手く動く様になるため、肩の筋肉を無駄に使うことが無くなります。

また、姿勢を良くすることで首の形も正常化するため、首から肩にかけての血管が開通します。

その様なことから、首から肩にかけての血流を良くする効果も期待できます。

また、慢性化している肩こりに対しても効果が有るため、根本的な原因を解消できる治療でもあります。

ですから、姿勢を改善することは、肩こりの無い生活を目指したい方にはとても合っている治療と言えるでしょう。

但し、姿勢を良くするためには、セルフケアで姿勢を改善するにしても、治療で姿勢を改善するにしても、ある程度根気強く続けなくてはいけない場合も有るので、そういった『即効性の無さ』がデメリットだと言えるでしょう。

まとめ

この様に肩こりには様々な原因があり、治療も様々です。

そして肩こりの原因だけでなく、患者さまがどのようにして肩こりと向き合うかによっても治療方法は変わってきます。

ですから、患者様自身が自分に合った肩こり治療を探すためにも、今回の記事を役立てて頂けたらと思います。