ウォーミングアップで意識して欲しい3つのポイント。

前回の記事で『ウォーミングアップでは脳や神経を意識し、コントロールすることが大事である』という事を書きました。

今回はそんな前回の記事の続きで『ウォーミングアップの時に、脳や神経をコントロールするためにはどのようなことをしたら良いのか?』ということについて具体的に書いていこうと思います。

ウォーミングアップの精度を高め、ケガの予防や競技パフォーマンスの向上をするために是非参考にして頂けたらと思います。

※前回の記事を確認したい方はこちらをご覧ください。

姿勢を確認する

まず意識すべき点として、最初に挙げられるのが『姿勢を確認する』ということです。

姿勢は運動の基本であり、パフォーマンスを上げるためにも、ケガを少なくするためにも姿勢が大事です。

ですからウォーミングアップの一番最初に自分なりにでも良いので、良い姿勢を意識することが大事です。

ちなみに良い姿勢になった時に得られる効果などを詳しく記載した記事も書いていますので、よろしければこちらの記事も参考にしてみて下さい。

そして良い姿勢と言ってもただ胸を張れば良いという訳では有りません。

つまり、胸を張っていたとしても、科学的根拠に基づいて姿勢というものを考えた時に、本当の良い姿勢にはなっていない可能性も有るということです。

そういった『本当の良い姿勢』について書いた記事も有りますので、本当の良い姿勢とは何なのかを知りたい方はこちらの記事も参考にしてみて下さい。

身体の動きを確認する

次にウォーミングアップをする時に意識すべき点として挙げられるのが『身体の動きを確認する』ということです。

良い姿勢を確認したら、その姿勢のまま『走る』『蹴る』『投げる』など、自分の競技に必要な動きをして行きます。

そうすることで『身体の動き』を確認するのです。

この時に確認する項目をもう少し詳しく書くと以下の様なモノが有ります。

  • 筋肉の動き
  • 関節の角度
  • 重心の安定

これらの要素を確認しながら身体の動きを確認していきます。

この動きの確認では、

『関節はこういう感じで動くのか』

『姿勢を良くして動くと、この筋肉が動くのか』

『重心が安定している感覚はこういう感じなのか』

という様なことを感じながらウォーミングアップすると良いでしょう。

徐々に動きの速さを上げていく

そして最後に挙げるのが『徐々に動きの速さを上げていく』ということです。

姿勢を良くし、『良い筋肉の動かし方』『良い関節の動かし方』『良い重心のとり方』と確認したら、それらの動きのスピードを上げていきます。

勿論スピードを上げる時も、『筋肉の動き』『関節の動き』『重心』と言った要素を感じながら行います。

しかし、スピードを上げれば関節の動きや筋肉の動きに誤差が出ると思います。

誤差が出た時は、スピードを抑え正確に身体を動かせている時と感じ方が少し違います(ちなみにこの感覚を感じられるかどうかには個人差がありますが、意識を高めていると誤差を感じ易くなります)。

その様に、身体の動きの誤差が感じられた時は、スピードを抑え、もう一度筋肉や関節の動きを確認します。

そして、動きを確認したら、再びスピードを上げていきます。

このようなことを繰り返していくことで、『良い筋肉の動き』『良い関節の動き』『安定した重心』が速いスピードの中でもできる様にして行きます。

そしてその結果、身体は効率良く動く様になり、ケガの予防や競技のパフォーマンスの向上をする可能性を高めることができます。

まとめ

この様に、姿勢を良くし、競技の動きを確認しながら徐々にスピードを上げていくことでケガの予防や競技のパフォーマンスアップができるウォーミングアップを行うことができます。

楽しくスポーツをするためにも、結果を残すためにも、ぜひ試して頂きたいと思います。

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この記事を書いた人

塚越 弘憲
塚越 弘憲塚越接骨院 院長
施術歴10年

整形外科や接骨院で研修を重ねる中で姿勢の重要さに気付く。
それ以来、解剖学・生理学だけでなく、力学・生物学・進化学といった分野の科学的根拠にも基づいて姿勢改善と言うものを考え続ける。
今ではそれらの知識を活かし『本当の良い姿勢』についてお伝えしながら皆様の姿勢改善と健康をサポートしております。

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