ストレッチの活用方法。

パジャマを着たままストレッチをしていますね。

寝る前のストレッチでしょうか?

ということで、今回はストレッチの活用方法について。

どんな時に静的ストレッチが有効なのか?

そのあたりを簡単に書いていこうと思います。

可動域を広げることに関しては有効

静的ストレッチの最大の活用方法は、可動域を広げるということです。

場合によっては、可動域を広げなくてはならない時も有ります。

その様な時は、静的ストレッチを行うことが有効になります。

可動域が広い競技者には必要

個人的な意見になりますが、体操やフィギュアスケートの競技者はかなり広い関節の可動域を必要とします。

なぜなら足の開き方や伸び方により、得点が左右するからです。

ですから、そういった競技者に関しては静的ストレッチも必要となると考えています。

ストレッチをするタイミングは寝る前

しかし、いくらストレッチを必要とするからといっても、練習を含めた競技の前に静的ストレッチを行うことはおススメしません。

なぜなら、以前のブログでも書いた通り、神経の反応が悪くなる可能性があるからです。

では静的ストレッチを行うタイミングはいつが良いのか?

それはお風呂上がりです。

お風呂上りであれば、運動をすることもまず無いでしょうから、運動神経の反応が多少変わったとしても、あまり影響は有りませんからね。

ストレッチの行い方

ちなみに静的ストレッチの適切な行い方はこんな感じです。

①まずできる限り可動域を広げ、15秒間深呼吸をします。
②一旦緩めて、一度目より少しだけ可動域を広げ、15秒間深呼吸をします。
③そして、再び体を緩め、二回目より少しだけ可動域を広げ、15秒間深呼吸をします。

基本的にはこんな感じで一つの部位に三セットくらいストレッチをしてあげると良いでしょう。

ポイントは一回目より二回目、二回目より三回目といった感じで、少しづつ可動域を広げていくことです。

それと個人的には深呼吸はリラックス効果があるので、深呼吸も大事なポイントだと思っています。

ケガや痛みが出ている時のリハビリとしても有効

可動域を広げることが大事になってくる状況として考えられるのは『ケガや痛みがある時』です。

①ケガをした後
②ケガの再発が多い場合
③慢性的な痛みがある場合

このような時は体の関節の可動域が必要以上に狭くなり、体が正常に動かないことが多く、そのような状態の体は可動域を正常にする必要があります。

ですから、ケガや痛みが有る時も静的ストレッチが有効といえるでしょう。

ケガや痛みの治療としてのストレッチは、どこをストレッチするか?が重要。

ケガや痛みのストレッチをするうえでの注意点は

『どの場所をストレッチするか?』

という点です。

例えば、膝を痛めているから膝の周り(太ももやふくらはぎ)をストレッチすれば良いというわけでもなく、ケガや痛みに対して効果的なストレッチをしなければなりません。

さらに、可動域を広げると言っても、すべての関節の可動域を広げれば良いという訳では有りません。

逆に可動域を広げない方が良い部分も有るんです。

その様なことから考えると、ストレッチする場所はケガや痛みに詳しい専門家にアドバイスして貰い、的確にストレッチをすることがベストです。

ケガなどでトレーニングができない時に筋力を維持することもできる

そしてケガなどでトレーニングができない時の筋力維持としてストレッチを活用することもできます。

以前のブログでも書きましたが、ストレッチは筋肉に対しての刺激を与えます。

この刺激はストレッチをしすぎると筋肉痛を起こすことも有るくらい強い刺激です。

ですからケガをしている時に患部以外の筋力が落ちにくくする為にストレッチをすることは有りだと考えています。

ただし、あくまで筋力が落ちにくくするだけですので、その辺りは勘違いをしないようにしてください。

まとめ

このように静的ストレッチも使い方によっては有効となることもあるんですね。

ですから今まで書いてきた知識を活用して欲しいですね。

そして、より適切にストレッチを使うことで、さらに良い体づくりを行って頂けたらと思います。

ということで。

それでは皆さんまた次回♪

 

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この記事を書いた人

塚越 弘憲
塚越 弘憲塚越接骨院 院長
施術歴10年

整形外科や接骨院で研修を重ねる中で姿勢の重要さに気付く。
それ以来、解剖学・生理学だけでなく、力学・生物学・進化学といった分野の科学的根拠にも基づいて姿勢改善と言うものを考え続ける。
今ではそれらの知識を活かし『本当の良い姿勢』についてお伝えしながら皆様の姿勢改善と健康をサポートしております。

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