姿勢を良くすると前向きな考え方になる
今回は「姿勢を良くすると前向きな考えかたになる」ということについて書いていこうと思います。
目次
「姿勢を良くすると前向きな考え方になる」ということを裏付ける実験結果
実は「姿勢を良くすると前向きな考え方になる」ということを裏付ける実験結果が有ります。
その実験がどういうものなのか?
そしてどんな結果が出たのか?
それをお話しすることが「姿勢を良くすると前向きな考え方になる」ということを一番納得して頂けると思ったので、まずは実験について書いていこうと思います。
その実験とは、マドリッド自治州大学の心理学者ブリニョール博士らの「姿勢が自己評価に与える影響を調べた実験」です。
どんな実験かと言いますと
71人の学生を募り
「将来仕事をするにあたって、自分の良い所と悪い所を書き出してください」
というアンケートを取りました。
そしてアンケートを書いてもらう学生を
- 姿勢を良くしてアンケートを書いて貰うグループ
- あえて猫背でアンケートを書いてもらうグループ
とに分けました。
さて、結果はどうなったでしょうか?
といった実験です。
結果はどうなったのかと言いますと、
「姿勢を良くしてアンケートを書いたグループ」の方が確信度が高い
という結果になったようです。
つまり、自分の書いたことについて「確かにそう思う」と、より自信を持っていたそうなのです。
このような実験から「良い姿勢だと、気持ちが前向きになる」と言われています。
自信が持てる理由
でもなぜ良い姿勢だと前向きなれるのか。
ここからは個人的な考え方になってしまいますが、ちょっと理由を述べてみようと思います。
前回のブログでも書いたことなのですが「感情などの脳の反応」は「体の動き」に左右されます。
例えば
「無表情で漫画を読むより、作り笑いをしながら漫画を読んだ方が面白く感じる」
といったようにです。
これは笑っている時は面白いと感じる時が多いため、無理にでも笑顔を作ると「面白いという感情」が沸いてくるという例えです。
そして、この「体の動きが、感情などの脳の反応にも影響する」ということは「良い姿勢」にも言えることです。
例えば
- 朝元気に挨拶をする時
- 友人に重い荷物を運ぶことをお願いされ、快く引き受ける時
- 辛く厳しい状況だが「踏ん張るぞ!」と前向きに進もうとしている時
この様な前向きな感情の時は、おそらく良い姿勢をしている時が多いと思います。
ということは「体の動きと脳の反応」をふまえて考えると、「良い姿勢をすることが感情を前向きにする可能性を高める」ということになります。
このような感じの反応が人体で起きることで、姿勢をよくすると前向きになるのかな~と思っています。
まとめ
姿勢を良くすることで、自然と感情は前向きになり易いです。
もし「前向きになれなくて・・・」という悩みがあるとしたら、姿勢を意識的に良くすることをお勧めします。
きっと変わると思うので。
この記事を書いた人
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施術歴10年
整形外科や接骨院で研修を重ねる中で姿勢の重要さに気付く。
それ以来、解剖学・生理学だけでなく、力学・生物学・進化学といった分野の科学的根拠にも基づいて姿勢改善と言うものを考え続ける。
今ではそれらの知識を活かし『本当の良い姿勢』についてお伝えしながら皆様の姿勢改善と健康をサポートしております。
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