関節が硬いことが良い時もある?
9月9日、9.98。
日本人がついに100メートル走で10秒の壁を突破しましたね。
記録を出したのは桐生祥秀選手。
ということで。
今回はそんな桐生選手のスピードと関節の硬さについて簡単に書いていこうと思います。
目次
桐生選手は足首の関節が硬い
桐生選手、実は足首が硬いようです。
どのくらい固いのかというと「和式便所がきついくらい」だそうです。
結構硬いですね(笑)
その関節の硬さがスピードを上げる要因の一つ
そんな足首の関節が硬い桐生選手ですが、この足首の硬さは瞬発力やスピードを高める要因の一つになることがあります。
どういうことかと言いますと。
例えば、フニャッフニャのやわらかい棒を地面に突き刺そうとしても刺さりませんよね。
しかし、通常の硬い棒はちゃんと地面に突き刺さります。
これは振り下ろす棒が固ければ、地面に振り下ろす力が棒にきちんと伝わるので、棒は地面に突き刺さるんです。
そして走るという動作もこれと似ています。
「走る」という動作は地面を蹴るまたは押すことで体を前に押し出す物です。
つまり、お尻の筋肉や太ももの筋肉で足を動かし、足の裏を地面に押し付けることで体を前に進めます。
この時足首が柔らかいと、お尻の筋肉や太ももの筋肉で作り出した力が地面に伝わりにくく体を進めにくくなってしまいます。
しかし、桐生選手のように足首が硬い場合は、お尻や太ももの筋肉で作り出した力が地面に伝わりやすいのです。
このようなことから桐生選手の足首の硬さは、スピードを上げる要因の一つと言えるんですね。
柔軟性が高いことが必ずしも有利ではない
このように「関節が硬い」ということは、スポーツで有利に働くこともあるんです。
そして逆に言えば、「体の柔軟性が競技力を落としてしまう可能性すらある」ということにもなります。
ですから体の柔らかさについては、「行う競技」「個人差」によって調節した方が良いということを知ることが、競技中に自分の個性を最大限に発揮するためには大事なのかなと考えています。
ちなみにこの「硬い方が有利に働くことも有る」ということは、筋肉にも同じ様なことがことが言えるのですが。
それについてはまた次回に書いていこうと思います。
ということで。
それでは皆さんまた次回♪
この記事を書いた人
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施術歴10年
整形外科や接骨院で研修を重ねる中で姿勢の重要さに気付く。
それ以来、解剖学・生理学だけでなく、力学・生物学・進化学といった分野の科学的根拠にも基づいて姿勢改善と言うものを考え続ける。
今ではそれらの知識を活かし『本当の良い姿勢』についてお伝えしながら皆様の姿勢改善と健康をサポートしております。
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