姿勢は自分の力で改善できる!自分で姿勢を改善する時に意識して欲しい5つのポイントについて。

良い姿勢を理解し、本当の良い姿勢になることは、身体に様々なメリットを与えてくれます。

そんな姿勢は自分で改善することができる可能性の有るモノです。

しかし、自分の力で『本当の良い姿勢』になることは意外と難しいことで、方向性の間違ったトレーニングをしていても、本当の良い姿勢にはいつまでたってもたどり着けないと思います。

その様なことから、この記事では、そんな『本当の良い姿勢』を目指すために自分自身でできる方法について解説していこうと思います。

この方法を知っていれば、自分自身で良い姿勢に改善できる可能性が高くなると思いますので是非最後まで読んでみてください。

※『本当の良い姿勢』がどのような姿勢なのかを知りたい方はこちらの記事もご覧下さい。

本当の良い姿勢を目指す方法

では早速『本当の良い姿勢を自分で目指す方法』について述べていこうと思います。

その方法は

本当の良い姿勢にできるだけ近づけて、その姿勢を維持するように心掛ける

というものです。

この答えを聞いて『え?トレーニング方法とかを教えてくれるんじゃないの?』と思った人も多いかもしれませんね(笑)

確かに、世の中には姿勢改善の方法とされている体操やトレーニングが沢山有りますが、実はこの『良い姿勢を心掛ける』という方法が一番シンプルで、個人差が少なく、安全に良い姿勢を目指せる方法なのです。

しかし、本当に良い姿勢を心掛けるにしても、ある程度のポイントを知っておかなければ意味がありません。

ですから、『本当の良い姿勢を目指す時に抑えるべきポイント』を今から述べていこうと思います。

そのポイントを抑えるように意識して姿勢を心掛けることで、『本当の良い姿勢』になれる可能性が高くなりますので、しっかりと覚えて頂けたらと思います。

ちなみに、今回お伝えするポイントは一般論であり、個人差を全く考慮していない知識です。

ですから今回お伝えするポイントを抑えたとしても絶対に『本当の良い姿勢』になれるとは限りませんので、その点はご理解頂ければと思います(もちろん、先ほどの述べた通り本当の良い姿勢になれる可能性は高めることができます)。

本当の良い姿勢を目指す時に抑えるべきポイント

では早速『本当の良い姿勢を目指す時に抑えるべきポイント』について解説をしていきます。

基準となるポイントは全部で5つ。

以下のようなものとなります。

  1. 股関節(大転子)
  2. くるぶしの周辺

直立した状態で、この5つのポイントを結んだ直線が地面と垂直になっている状態が『良い姿勢』と言われています。

この5つのポイントを抑えると右のイラストの様なイメージになるのですが、私の臨床経験の中でも本当の良い姿勢になっている人は、この5つのポイントを抑えている可能性が高いです(若干ずれている場合は結構多いです)。

ですから、その様な5つのポイントを抑えた状態に近づける様に姿勢を正すことが『本当の良い姿勢を自分自身で目指す方法』となります。

ですから、まずは自分自身で鏡を見たりしながら、この5つのポイントを抑えられる様に身体を整えてみてください。

例えば

『肩がちょっと前に出ているから少し肩を後ろに引いてみよう』

『膝が後ろすぎるから膝が少し前に出るように重心を移動してみよう』

といった様にです。

その様な感じでポイントを抑えられるように身体の位置を動かすことで良い姿勢に近づける可能性が高くなります。

ちなみに、このポイントを合わせる時は、左右両方とも確認するようにして下さい。

そうすることで左右共に、良いバランスになる可能性が高くなります。

では、このポイントを更に理解して頂くために、それぞれのポイントをピックアップして見ていってみましょう。

耳のポイントを示したイラスト

耳は一つ目のポイントとなります。

この耳付近には、頚椎と頭蓋骨がつながっている場所があります。

そういったことから考えても、耳が一つ目のポイントとなるのは頷けますね。

ちなみに、耳でも『耳の穴を基準とする場合』と『耳たぶの後ろを基準とする場合』が有ります。

そこは一人一人違いが有ると思いますので、自分自身が楽な方を選ぶと良いと思います。

肩のポイントを示したポイント

肩が二つ目のポイントとなります。

肩は書物により微妙に言い分が違う場所で、肩の後ろの方という書物も有れば、真ん中の方だという書物も有ります。

ですから肩に関してイラストの範囲内で、自分自身が楽なポジションを選ぶのが良いと思います。

股関節(大転子)

股関節のポイントを示したポイント

股関節を横から見た時の中央付近に、コリコリと触ることができる骨が有ります。

この骨は大腿骨の一部で大転子と言います。

この大転子が3つ目のポイントとなります。

膝のポイントを示したイラスト

膝が4つ目のポイントになりますが、書物により言い分が異なる場所です。

『膝のお皿の少し後ろ』という人もいれば『膝の真ん中』という人もいます。

ですから、自分が楽なポイントをお探して頂ければと思います。

くるぶし周辺

くるぶし周辺のポイントを示したイラスト

くるぶし周辺が5つ目のポイントです。

くるぶし周辺も人に見解が変わっる場所で、『くるぶしがポイント』と言う人もいれば、『くるぶしの少し前』と言う人もいます。

ですから自分自身で楽なポイントを見つけて頂ければと思います。

5つのポイントを抑えていても、本当の良い姿勢にならないことも有る

前述した5つのポイントを目指すことで、本当の良い姿勢になれる可能性が高くなります。

しかし、この記事の最初にも述べましたが、人には個人差と言うものがあり、5つのポイントを抑えていても、本当の良い姿勢にならない人もいます。

そもそも『5つのポイント』と言いつつも結構曖昧な表現をしていますので、そういったことからも個人差があるという事を察して頂ければと思います(笑)

ですから、自分が本当の良い姿勢になっているのかどうか?を別の視点から調べる必要も有ると思います。

そして、その様な『自分が本当に良い姿勢になっているのか?』を調べる方法について解説している記事も有りますので、本当の良い姿勢になっているかを確認したい場合は、こちらの記事も読んでみて下さい。

自分で良い姿勢を目指す時の注意点

では最後に『自分で良い姿勢を目指す時の注意点について』です。

その注意点は

  • 痛みが出るような動きはできるだけ避ける

というものです。

自分で良い姿勢を目指そうとした場合、身体に痛みを感じることがあります。

その場合、身体に無理が生じている可能性も有るため、痛みを感じた時は無理をせず、痛みを感じてしまう動きは避けるようにして下さい。

そうすることで、安全に良い姿勢を目指すことができます。

まとめ

本当の良い姿勢は自分で目指すこともできるモノです。

しかし、自分の力のみで本当の良い姿勢を目指すのは意外と難しい事でも有りますし、かなりの根気が必要となります。

ですから、もし

  • 姿勢を良くしているつもりだけど、痛みや悩みが解決しない
  • 姿勢を良くするとすぐに疲れてしまう
  • どうしても姿勢を良くしようとすると痛みが出てしまう

と言った場合は、本当の良い姿勢になっていないことが考えられます。

ですから、その様な場合は姿勢矯正の治療を受けたり、姿勢改善の為のトレーニングの指導を個別で受けたりすることをオススメします。

しかし、自分で姿勢を改善するにしても、誰かの力を借りて姿勢を改善するにしても、姿勢を良くすることはとても身体に良いことです。

ですから、本当の良い姿勢になれるように、マイペースで良いのでトライして頂けたらと思います。

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この記事を書いた人

塚越 弘憲
塚越 弘憲塚越接骨院 院長
施術歴10年

整形外科や接骨院で研修を重ねる中で姿勢の重要さに気付く。
それ以来、解剖学・生理学だけでなく、力学・生物学・進化学といった分野の科学的根拠にも基づいて姿勢改善と言うものを考え続ける。
今ではそれらの知識を活かし『本当の良い姿勢』についてお伝えしながら皆様の姿勢改善と健康をサポートしております。

『本当の良い姿勢』に近づくためのサポートを致します。

『本当の良い姿勢』になると、体の筋肉は緩み、お体に様々なメリットを与えてくれます。塚越接骨院では、そんな『本当の良い姿勢』になって頂くために、一人一人の症状や個性に合わせたサポートを致します。

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