潰れた状態から正常に戻ろうとする椎間板姿勢の維持に関与する椎間板は、なんの対処もしなければ潰れて行ってしまいます。

しかし、対処方法が適切であれば椎間板は維持できるどころか、改善することも可能です。

ということで今回は『椎間板の状態が改善する時のメカニズム』について解説していこうと思います。

改善する時のメカニズムを知ることで、正しい対処方法を理解することにもつながります。

正しい対処方法を行えば、健康で若々しい体に一歩近づくことにもなると思いますので、是非最後まで読んでみて下さい。

椎間板の構造と潰れてしまうメカニズム

では椎間板の状態が改善する時のメカニズムをしっかりと理解して頂く為に、まずは『椎間板の構造』と『椎間板が潰れてしまうメカニズム』について簡単に解説していこうと思います。

ちなみに『椎間板の構造』と『椎間板が潰れるメカニズム』について分かり易く解説した記事もありますので、よろしければそちらの記事もご覧ください。

ではまずは椎間板の構造からです。

こちらのイラストをご覧ください。

椎間板の構造

このイラストは椎間板を上からのぞいたものです。

椎間板は中心部の髄核に多くの水分が含まれています。

そして椎間板の髄核に含まれる水分は椎間板に荷重が掛かると外に出て行ってしまいます。

その様子を描いたイラストがこちら。

荷重が掛かり水分が外に出て行ってしまっている椎間板

このイラストの赤い矢印が椎間板に掛かる荷重で、水色の矢印が水分の移動を表しています。

この様に、椎間板に荷重が掛かることで椎間板の髄核内にある水分が、椎間板の外に出ていってしまい椎間板は潰れてしまうのです。

ちなみに潰れた椎間板はこんな感じになってしまいます。

潰れた椎間板

潰れた椎間板が戻るメカニズム

しかし、潰れた椎間板は、ある程度は元に戻るようにできています。

ではどの様に椎間板の状態が改善するのかを解説していきます。

まずこちらのイラストをご覧ください。

荷重が掛かり水分が出ていってしまっている椎間板

このイラストは先ほどの椎間板から水分が出ていく時のイラストです。

椎間板が潰れてしまう要因は、椎間板に荷重が掛かり過ぎることで、水分が椎間板の外に出て行ってしまうからです。

しかし、実はこの椎間板に掛かる荷重が軽くなると、水分が椎間板の中に戻っていくのです。

その様子もイラストで見てましょう。

荷重が軽減し水分が戻ってきている椎間板

このイラストが椎間板の中に水分が戻っていく様子を表したものです。

赤い矢印(椎間板に掛かる荷重)が細くなっていますが、これは椎間板に掛かる荷重が軽くなっていることを表しています。

そして、水色の矢印(水分の移動)が椎間板の方に向いていますが、これは水分が椎間板の中に入っていく様子を表しています。

この様に椎間板への荷重が軽くなると、椎間板に水分が戻っていきます。

そして椎間板に水分が戻ると、椎間板は再び弾力性を取り戻し、正常な状態に近づいていくのです。

水分が戻り正常化した椎間板

ちなみに姿勢矯正などの整体は、この椎間板を戻す役割も担っています。

そして椎間板に戻る水分の多くは椎間板周辺の血管から供給されます。

ですから、椎間板の周りの血流を良くすることは、椎間板の状態を改善させることにプラスに働きます。

また椎間板に戻る水分は、少しずつしか椎間板に戻っていかない為、一瞬で椎間板の状態が戻ることはありません。

ですから、姿勢を改善する時は、素早く背骨を動かすのではなく、『じわー』っと伸ばし続ける様に、ある程度時間を掛けて行う事が大事になってきます。

ですから自分で姿勢改善を試みる場合も、治療で姿勢改善を試みる場合も、『じわーっと伸ばし続ける様に、ある程度時間を掛けて行う』というポイントはしっかりと頭の中に入れて姿勢改善に臨んで頂きたいです。

ちなみに『姿勢を改善するのが目的なのであれば、こんな治療が良いですよ』ということを解説した記事も有りますので、よろしければこちらの記事もご覧頂き、治療する場所を選ぶ時の参考にして頂ければと思います。

まとめ

この様に椎間板は一度潰れても、再び元に戻る可能性があります。

そしてこの元に戻る時のメカニズムを理解することは、適切な対処方法を理解することにもつながります。

ですから、こういった椎間板が改善していく時のメカニズムについても、是非覚えていって頂ければと思います。