インナーマッスルを意識しやすくし、トレーニングするためには?
写真:GATAG
こういうポーズって意外と難しいんですが、正確にできれば結構インナーマッスルをトレーニングできるんですよね。
ということで、今回はインナーマッスルの意識について書いていこうと思います。
前回のブログの最後で書いたようにインナーマッスルはとても意識しにくく、トレーニングもしにくい筋肉です。
そんな意識のしにくい筋肉を意識できるようにして鍛えるためには、どうすれば良いのか?
そのあたりを簡単に書いていこうと思います。
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・インナーマッスルを意識しやすくし、トレーニングするためには?(このページです。)
目次
できるだけ姿勢を良くする
インナーマッスルの多くは姿勢を維持する役割があります。
このような役割のあるインナーマッスルですから、できるだけ背筋をまっすぐにする(脊柱を理想的な湾曲にする)ことで意識をしやすくなります。
様々なインナーマッスルのトレーニングがありますが、どのトレーニングでも背筋がまっすぐに近ければ近いほどトレーニング中にインナーマッスルを意識しやすくなります。
持続的な運動を行う
インナーマッスルは「姿勢の維持」や「関節の安定」に働く筋肉で、関節を大きく動かす役割を持たない筋肉がほとんどです。
そのようなことから「一般的な腹筋・背筋体操」や「腕立て伏せ」などのように関節を大きく動かすトレーニングでは鍛えられないことが多いです。
ですからインナーマッスルを鍛える場合は「同じ姿勢やポーズを持続する」というような持続系のトレーニングを行うことで意識しやすくなります。
痛みが強く出ないトレーニングを行う
痛みの影響でインナーマッスルが動きにくくなってしまう
という研究結果が多数存在します。
ですからインナーマッスルをトレーニングする時は、強い痛みが出ないトレーニングを選ぶことでインナーマッスルを意識しやすくなります。
特に「痛みを改善したくてインナーマッスルを鍛えたい」という場合は、痛みの改善を遅らせてしまうことも有るので注意が必要です。
ちなみに「インナーマッスルが使えなかった人が、インナーマッスルを使えるようになった」という時の感覚を「痛み」と勘違いする人もいます。
そういったことから考えると「トレーニング中の痛み」には
「大丈夫な痛み」
「ダメな痛み」
の二種類が有る、ということになります。
そして、そのような「痛み」に対しての判断は専門的な知識や経験が必要になってきます。
ですから、安全で確実なトレーニングを行いたい場合は、専門的な知識を持った指導者に「痛み」に対しての判断を委ねることをお勧めします。
筋肉に力が入っているかを伝えてもらう
インナーマッスルを意識しやすくする為に、指導者から筋肉に力が入っているかを伝えてもらうという方法も有ります。
鍛えたいインナーマッスルに指導者が触れた状態でトレーニングを行います。
そして筋肉が動いていたら、筋肉が動いていることを伝えて貰います。
逆に筋肉に力が入っていない場合も、筋肉が動いていないことを伝えて貰います。
このように「インナーマッスルが動いているかどうか?」を指導者に伝えて貰うことで、インナーマッスルが動いている感覚を覚え易くなり、意識もしやすくなります。
姿勢やポーズが正確にできているかを指摘してもらう
上でも述べましたが、インナーマッスルは「ポーズを持続する」といった持続系のトレーニングすることで鍛えることができます。
ですがインナーマッスルを上手く意識できない人は、「ポーズ」を正確に行うことができません。
具体的な例を挙げると「脊柱の角度」や「足の角度」などが、どうしても正確ではなくなってしまうことが多いのです。
ですから「ポーズ」を取っている時の関節の角度が正確にできていない場合は、間違いを指摘して貰いできるだけ修正します。
そうすることで「ポーズ」を正確に取ることができ、インナーマッスルを意識し易く、そして効率的にトレーニングすることができます。
まとめ
このようにトレーニングを行うことでインナーマッスルは意識しやすくなり、トレーニングの効果も高めて行くことができます。
勿論、それなりの努力は必要ですが、何も考えずにトレーニングをした場合と比べると雲泥の差です。
ですからこれを機にインナーマッスルを意識できる様にトライして頂き、より健康的な体づくりをして行って欲しいですね。
この記事を書いた人
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施術歴10年
整形外科や接骨院で研修を重ねる中で姿勢の重要さに気付く。
それ以来、解剖学・生理学だけでなく、力学・生物学・進化学といった分野の科学的根拠にも基づいて姿勢改善と言うものを考え続ける。
今ではそれらの知識を活かし『本当の良い姿勢』についてお伝えしながら皆様の姿勢改善と健康をサポートしております。
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