柴崎岳選手をみて思いました。競技中は喜びすぎない方が良い?

写真:FREAKS+

この写真。

柴崎選手がゴールした後の写真です。

凄く集中している感じの目をしていますね。

ということで今回も「サッカークラブワールドカップ決勝」関連のお話です。

ちなみにこの試合を見ていてちょっと気になることが有りました。

それは柴﨑選手のゴール後のパフォーマンスが割と控えめであるということ。

ちなみに柴﨑選手はこんな感じで喜んでます。

柴崎選手はこの試合で二点決めています。

もう一つの得点シーンの動画を見つけられなかったのですが、二点ともあまり派手には喜んでいないです。

他の選手やベンチメンバー、監督の方が喜んでいるくらいです(笑)

そして気になったので他の試合後の喜び方も色々見てみたのですが、やはり控えめなことが多い。

実は柴崎選手、ゴール後の喜び方が割と控えめなことで有名だったようです。

ちなみに「この喜び方が控えめ」であるということが、競技のパフォーマンスを維持するために、とても大事なことだと個人的には思っています。

そして逆に「派手に喜ぶ」ということはあまり良くないと考えています。

ではなぜ「派手に喜ぶこと」が良くないのか。

その辺りを個人的な見解も交えて簡単に書いていこうと思います。

派手に喜ぶとストレスになる

「派手に喜ぶことがあまり良くない」と考える理由は、派手に喜ぶことで過剰にストレスが掛かるからです。

得点後に派手に喜んだりする場合、凄い興奮状態になりますよね?

この興奮した状態の時はドーパミン、アドレナリン、ノルアドレナリン、コルチゾールなどのステロイド系のホルモンが分泌されます。

これらのホルモンはいわゆるストレスが掛かった時に出るホルモンです。

運動をする時にある程度必要ですが、派手に喜んだ時はこれらのホルモンが過剰に分泌されている可能性が有ります。

そしてこれらのホルモンが過剰に出すぎることで体にあまり良くないことも起きてくるのです。

ストレスにより繊細な動きができなくなる

アドレナリンなどのホルモンが出ると大雑把な動きはとてもしやすくなりますが、「繊細な感覚を大事にするような細かい動きを調節しにくくなる」というデメリットも有ります。

ですからアドレナリンなどが過剰に分泌された時は、「バランスが少し崩れる」「シュートが1メートルずれてしまう」などの様な微妙な精度の低下が起きてしまう可能性が有るのです。

このようなことを考えると、サッカーのような技術を必要とする競技ではストレス性のホルモンが過剰に分泌する様な喜び方は、けして良いとは言えないでしょう。

慣れてしまうことで大事な効果が得られなくなってしまう

ドーパミンなどは「やる気」を出したり「脳を覚醒した状態」にする効果もあります。

ドーパミンのそういった作用は、メリットの一つにもなり得ると思います。

ですが興奮している時の様に過剰分泌すると、体がドーパミンなどに慣れてしまい、より多くのドーパミン量で無ければ反応しにくくなってしまいす。

そうすると上記の様な「やる気が出る」「脳が覚醒した状態になる」などの効果が得られにくくなります。

その結果、派手に喜ぶ前よりも競技のパーフォーマンスが落ちてしまう可能性もあるのではないかと考えています。

まとめ

この様に、ゴール後に派手に喜ぶことはストレスが過剰に掛かる可能性が有ります。

そしてストレスが過剰に掛かっていたなら、その後の競技パフォーマンスが落ちる可能性すらあるんです。

この様なことから考えると、柴﨑選手の様に「ゴール後に派手に喜ばない」ということはパフォーマンスを維持するために大事だと考えています。

ということで。

それでは皆さんまた次回♪

 

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この記事を書いた人

塚越 弘憲
塚越 弘憲塚越接骨院 院長
施術歴10年

整形外科や接骨院で研修を重ねる中で姿勢の重要さに気付く。
それ以来、解剖学・生理学だけでなく、力学・生物学・進化学といった分野の科学的根拠にも基づいて姿勢改善と言うものを考え続ける。
今ではそれらの知識を活かし『本当の良い姿勢』についてお伝えしながら皆様の姿勢改善と健康をサポートしております。

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