良い姿勢は脳を活性化させ仕事、勉強、スポーツのパフォーマンスを上げる?脳の活性化と姿勢の関係性について。

脳を活性化することができると、勉強や仕事ができたり、スポーツのパフォーマンスを上げることができたり、ボケ防止できたり。

さらにはモテる様になる(異性から持てるということ以外にも、同性から人として人気があるという意味も含みます)なんてことも期待できます。

実はそんな脳の活性化は姿勢と関与している可能性が有ります。

ということで今回は、『脳の活性化と姿勢の関係性』について解説していこうと思います。

姿勢が脳にも良さそうだということを、どこかで聞いたことがある人もいるとは思いますが、しっかりと知識を身に着けるとモチベーションも上がると思いますので、よろければ最後までご覧頂ければと思います。

※今回参考にした本:『プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論 運動器系』『オックスフォード・生理学』『身体運動学 関節の制御機構と筋機能』

脳の活性化には脳に新鮮な血液を送ることが大事

では脳の活性化と姿勢の関係性について理解して頂く為に、まずは『脳を活性化させるためにはどうすれば良いのか?』について解説していこうと思います。

脳を活性化させる要因には様々なものが有りますが、その中の一つとして挙げられるのが

『脳に新鮮な血液を送り込む』

というものです。

例えば、脳をきちんと機能させる為には酸素が必要です。

また、脳はエネルギーとしてグルコース(糖質)を使います。

さらに、ドーパミンをはじめとしたホルモンは脳の反応と直結しています。

ですからこの様な事から考えると、脳が活性化し、きちんと機能する為には、酸素・糖質・ホルモンなどの物質が適度に脳へ供給されことがとても重要となります。

そして、それらの物質の全ては新鮮な血液に含まれています。

つまり、脳を活性化する為に必要な物質は、血液によって脳まで運ばれるということです。

そして、この様なことから考えると『脳の活性化』をするためには『脳に新鮮な血液を送り込む』ということが大事だと言えるのです。

脳に新鮮な血液を送る為には内頸静脈の開通を良くすることが大事

ではどうすれば脳に新鮮な血液を送り込める可能性を高めることができるのでしょうか?

その要因の一つとして挙げられるのが

内頸静脈の開通を良くする

というものです。

ではなぜ内頸静脈の開通と脳周辺の血流が関係していると言えるのでしょうか?

それを理解して頂く為に、まずは内頸静脈について解説していこうと思います。

内頸静脈とは、脳まで流れて行った血液が、心臓に戻る時に通る血管です。

内頸静脈をイラストで見てみるこんな感じです。

水色っぽくなっているのが内頸静脈で、その他の青いのは他の静脈(血管)です(本当は内頸静脈は左右にあるのですが、見易さを考慮して片方の内頸静脈だけ色を変えています)。

そして、内頸静脈は脳の周囲にある血管とつながっています。

では『内頸静脈とつながっている脳周辺の静脈』にも色を着けたイラストも見てみましょう。

いかがでしょうか?

内頸静脈は、脳の周囲にある血管(静脈)ともつながっているのがわかりますね。

この様な事からも『脳まで行った血液が心臓のに戻る時に内頸静脈を通る』ということが言えるんですね。

そして、この内頸静脈が狭くなると、脳から心臓へ戻る血液が通りにくくなってしまい、脳周辺に血液が滞ってしまう可能性が高くなってしまいます。

そうなると、新鮮な血液が脳内に流れてこなくなってしまう可能性が高くなってしまうのです。

しかし、内頸静脈が開通すると(広がると)、脳内の血液が内頸静脈を通り易くなり、正常に心臓まで戻って行くことができます。

そうすると、脳周辺に血液が滞る可能性も少なくなり、同時に脳に新鮮な血液が送り込まれる可能性が高くなるのです。

この様なことから、『脳に新鮮な血液を供給するためには、内頸静脈の開通することが大事である』ということが言えるんですね。

内頸静脈の流れを良くするためには肩甲舌骨筋を動かすことが大事

では、そんな内頸静脈の開通を良くする為にはどうしたら良いのでしょうか。

その方法として挙げられるのが

肩甲舌骨筋をきちんと動かすこと

です。

肩甲舌骨筋とは、内頸静脈の近くにある筋肉の一つで『内頸静脈を開通する』という役割のある筋肉でもあります。

つまり、肩甲舌骨筋がきちんと動くと内頸静脈が開通するんですね。

ちなみに肩甲舌骨筋をイラストで見てみましょう。

このイラストは先ほどの内頸静脈のイラストに肩甲舌骨筋を入れたものです。

いかがでしょうか?

内頸静脈の近くを肩甲舌骨筋が通っていますね。

この様にイラストからも肩甲舌骨筋が内頸静脈を開通するということを感じて頂けるのではないでしょうか。

肩甲舌骨筋は姿勢を良くすると機能し易くなる

でも、そんな肩甲舌骨筋はどのようにして動かしたら良いのでしょうか?

実はその方法こそが

姿勢を良くする

とういう方法なのです。

ではそれを理解して頂く為に、まずはイラストを見てみましょう。

このイラストは斜め後ろやや上から首回りを見たイラストです。

イラスト見て頂くとわかると思いますが、肩甲舌骨筋は肩甲骨についている筋肉です。

ですから肩甲舌骨筋は、肩甲骨の位置や角度によって働き易さが変化します。

そして、そんな肩甲骨は姿勢を整える時のポイントにもなる骨な訳ですから、肩甲骨の位置や角度は姿勢によって変化します。

ですから、その様なことから考えると、肩甲骨の位置や角度に影響を受ける肩甲舌骨筋も姿勢との関係性が深いということが言えるのです。

そしてさらに言えば、肩甲舌骨筋は内頸静脈と。

内頸静脈は脳に新鮮な血液を送ることと。

脳に新鮮な血液を送ることは、脳の活性化と関係している訳ですよね。

ですから、この様な連鎖的な事から考えると、脳の活性化は間接的に姿勢と関与しているということが言えるのです。

まとめ

ここまで述べてきた様に、姿勢を改善することで脳の活性化をすることができます。

ですから、もし脳の活性化をして、勉強・仕事・スポーツ・ボケ予防をしたい・モテたいという人は、まずは姿勢を良くしてみてください。

それだけで脳が活性化し、色んな面が変わるかもしれません。

ちなみに、姿勢を良くする時に意識して欲しいポイントについて解説した記事も書いております。

自分自身で良い姿勢に改善することは、難しいことでも有り長い時間を要する場合が多いですが、『長い時間をかけても良いから自分自身の力で姿勢を改善していきたい』といった方には参考になると思いますのでので、よろしければそちらの記事もご覧頂ければと思います。

そして良い姿勢になり健康な体になることを目指していって頂けたらと思います。

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この記事を書いた人

塚越 弘憲
塚越 弘憲塚越接骨院 院長
施術歴10年

整形外科や接骨院で研修を重ねる中で姿勢の重要さに気付く。
それ以来、解剖学・生理学だけでなく、力学・生物学・進化学といった分野の科学的根拠にも基づいて姿勢改善と言うものを考え続ける。
今ではそれらの知識を活かし『本当の良い姿勢』についてお伝えしながら皆様の姿勢改善と健康をサポートしております。

『本当の良い姿勢』に近づくためのサポートを致します。

『本当の良い姿勢』になると、体の筋肉は緩み、お体に様々なメリットを与えてくれます。塚越接骨院では、そんな『本当の良い姿勢』になって頂くために、一人一人の症状や個性に合わせたサポートを致します。

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