矯正を受けている女性

背骨のなどのゆがみを取り、姿勢を改善するために行う整体や姿勢や骨盤の矯正。

そんなゆがみを整える矯正と言う施術は、背骨を綺麗にバランス良く並べることで、周辺の組織にも良い影響を与える施術です。

ではそんな矯正を受けた時、背骨周辺の組織ではどんなことが改善するのでしょうか?

今回はそんな『ゆがみを整えた時に身体ではどんなことが改善するのか?』について解説していこうと思います。

『ゆがみを整える』という事の本質をしっかり理解することで、患者様自身が求める目的に合った矯正や整体を、患者様自身で選べる様になることにもつながると思いますので、よろしければ最後まで読んでみて下さい。

『ゆがみ』が有る時は身体はどうなっているのか?

ではゆがみを整えた時の身体の変化を解説する前に、ゆがみが有る時に身体で起きていることを簡単に説明していこうと思います。

身体にゆがみが有る時は、ゆがんでいる背骨周辺に様々な変化が起きています。

その変化とは

  • 椎間板が潰れている
  • 靭帯が縮んで硬くなっている、又は伸びすぎている
  • インナーマッスルが縮んだり伸びたりすることで正常に機能しなくなっている

といったモノです。

身体にゆがみが有る時は、背骨周辺にこの様な変化が起きています。

ちなみに身体がゆがんでいる時の変化について詳しく述べた記事も有りますので、よろしければそちらの記事もご覧ください。

そして、身体がゆがんだ時に変化してしまった椎間板・靭帯・インナーマッスルといった組織の状態を元の状態に戻すのが矯正の効果であり役割だと言えるでしょう。

では、そんな矯正を行っていくと、それぞれの組織はどのように変化していくのでしょうか?

詳しく解説していこうと思います。

潰れた椎間板が元に戻る

ではまず最初に『矯正でゆがみを整えると潰れた椎間板がどのように変化するのか?』について解説していこうと思います。

背骨がゆがんでいると背骨の椎間板は潰れてしまいます。

イラストで見るとこの様な感じです。

椎間板が潰れた背骨

イラストの水色の○で囲んである部分が潰れている部分です。

そして、この様に椎間板が潰れてしまう理由は、背骨がゆがむことで椎間板に掛かる荷重が偏ってしまうからです。

ではそんな『椎間板に掛かる荷重が偏った状態』もイラストで見てみましょう。

掛かる荷重が偏った状態の椎間板

このイラストが椎間板に掛かる荷重が偏った状態の椎間板です。

水色の矢印が椎間板に掛かる荷重で、太い矢印の方が大きな荷重が掛かっていることを表しています。

そして、背骨がゆがむことでイラストのように荷重が偏り椎間板が潰れてしまいます。

そして、そんな状態の身体を矯正してゆがみを解消しようとすると、椎間板の潰れた部分が伸ばされます。

ちなみに、矯正をかけている時の椎間板のイラストはこちら。

矯正を掛けている時の椎間板

矯正をすると椎間板が矢印の方向に引っ張られ、伸びていきます。

その様に伸ばされることで潰れた椎間板は、下のイラストの様に元の状態に戻ろうとするのです。

矯正を受け正常に戻った椎間板

ちなみにこの椎間板を元に戻すためには、持続的に無理のない力で伸ばし続けてあげることが大事になってきます。

ですから、椎間板を元の状態に戻すのが目的であれば『じんわりと伸ばすように行う矯正』を受けるより効率的に椎間板を改善できると思います。

また、椎間板を正常な状態に戻すためには、椎間板周辺の血流改善がとても重要です。

ですから、血流を良くするためにリラックスすることが大事になります。

その様なことから痛みを感じない様な矯正を受けると、より椎間板が正常化しやすいでしょう。

縮んだり、伸びすぎている靭帯を元の状態に戻す

では次に、『矯正を受けることで背骨の靭帯はどのように変化するのか?』を解説していきます。

まず、背骨がゆがんでいる時の靭帯がこちら。

背骨がゆがんでいる時の靭帯

このイラストの様に、背骨がゆがんでいる時は片方の靭帯が縮み、もう片方の靭帯は伸びすぎてしまっています。

しかし、ゆがんだ背骨を整えると、縮んだ靭帯は伸ばされ正常な柔軟性を取り戻します。

さらに、伸びすぎていた靭帯は適度な張り具合に戻り、正常な状態に戻ります。

ちなみに矯正を受け、正常化した靭帯のイラストはこちら。

矯正をうけてゆがみが取れたことで正常化した靭帯

この様に、矯正をすることで靭帯が正常な状態に戻ります。

ちなみに、ゆがんでいる時に縮んでいた靭帯は、縮んだまま硬くなっています。

この硬くなった靭帯を元の状態に戻すためには、持続的に伸ばしてあげることが重要となります。

ですから、縮んだ靭帯を伸ばしてあげるためには『じんわりと伸ばす様に行う矯正』を受けると効果的です。

筋肉の機能を正常に戻す

では最後に『矯正を受けることで筋肉(インナーマッスル)はどの様に変化するのか?』ということについて解説していこうと思います。

背骨周辺には筋肉(インナーマッスル)がついています。

この筋肉は背骨を適度に固定し、背骨を綺麗にバランス良く積み重ねた状態で安定させる役割を持っています。

しかし、背骨がゆがんでいると筋肉は下のイラストのように、緩んでしまったり、逆に伸びすぎている状態になってしまいます。

背骨がゆがんでいる時の筋肉(インナーマッスル)

そして、そのような状態になると筋肉の血流が悪くなり、筋肉が正常に動かなくなってしまうのです。

しかし、矯正を受けることでゆがみを改善すると筋肉が適度に張った状態になります。

イラストで見るとこのような感じです。

矯正を受けゆがみが取れたことで正常化した筋肉(インナーマッスル)

このイラストの様に筋肉が適度に張った状態になると、筋肉の血流が改善し、同時に筋肉の機能も回復していきます。

その結果、背骨を綺麗にバランス良く支えてくれるようになるのです。

ちなみにゆがみが有る時に縮んでいた筋肉は、縮んだまま硬くなっていることが多いです。

この様な硬くなった筋肉を元に戻すためには、持続的に伸ばしてあげることが大事になります。

ですから、筋肉の状態を元に戻す為には『じんわりと伸ばすような矯正』を受けると効果が高いです。

また筋肉の状態を元に戻すためには、筋肉内の毛細血管の血流も大事になってきます。

毛細血管の血流を良くするためには、リラックスすることが大事になってきます。

ですから、痛みを感じないように矯正を受けると、筋肉の機能を正常化させる効果も高まります

ゆがみを改善する為に効果的な矯正について

ここまで述べてきたように矯正は、椎間板、靭帯、筋肉の状態を戻すために行う施術です。

そして、それらを効果的に改善する為には先ほどから述べている通り、

  • じんわりと伸ばすように行う
  • 痛みの出ないように行う

ということが大事になってきます。

従って、関節を素早く動かす必要が有り、尚且つ組織の損傷や痛みを感じるリスクの高い『ボキボキと音が鳴る矯正』はゆがみの改善には少し向いていないと言えるでしょう。

ですからゆがみを取ることに効果的な矯正は

  • じんわりと伸ばすように行う
  • 痛みの出ないように行う
  • ボキボキと音を鳴らさないように行う

という3つの特徴を持った矯正ということになります。

ですから姿勢改善やゆがみの改善を目的とした場合は、前述した3つの特徴を持った矯正を受けることをオススメします。

ただし、音が鳴る矯正にもメリットは有りますので、音が鳴る矯正のメリットについて知りたい方はこちらの記事をご覧いただき、自分の目的に合った矯正を選ぶための参考にして頂けたらと思います。

まとめ

ゆがみを改善する矯正は、背骨をまっすぐにするだけでなく身体の組織の正常化を目的としている施術です。

そして、このような知識を身に付けることは、患者様自身の身体の健康を守るためにも必要なものです。

ですから、今後、姿勢や骨盤の矯正・整体を受けようと考えている人は、自分自身の目的に合った治療や治療院に出会う為にも今回の記事を参考にして頂けたらと思います。